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たまたま会談Vol.09

〜有限会社 スパーク マーケティング本部長 浅野泰伸さん〜 (2/2)

幅広い人脈と経験を武器に、新しい事業に挑戦

玉谷僕の友人の政治家が、この間「玉谷さん、インバウンドの観光バスを引っ張ってこれますか?」と聞いてきたんで、「ああ、もちろん。お安い御用だよ」とお答えしました。そこからまず、ビジネスが始まっていますよね。いまインバウンド事業は、中国の方々が大挙して押し寄せてくるんで、ビジネスチャンスも大いにあります。「バスの手配や宿泊施設の確保、食べる所など、すべてひっくるめて全部お願いできますか?」と、浅野さんにお願いしました。その他にも、自然エネルギーの権威の人と組んで、太陽光発電の大きなビジネスモデルを作りたいともお願いしました。それで今日に至るというわけですが、実際に浅野さんがいらっしゃることによって、何をしていただけるのかというあたりを、お話しいただきたいのですが。

浅野私は官と民でいえば官の世界に強いので、そちらではかなりお役に立てると思います。コンサルティングは、人を知っていなければできません。また、民間は完全にビジネスで動きますが、官はそれとは違う動き方をするんです。そういうことも知っていないと、官と仕事はできませんね。「こういう部分が動きにくく、官と仕事を進めていくのに困難がある」といったことがあれば、ご相談ください。

玉谷太陽光発電に関してはどうですか? 太陽光はもう古いという人もいますが、私はまだまだのびしろが残っていると思っていますが。

浅野泰伸さん

浅野そうですね。太陽光に関しては、今もまだこれまでとは違った形で動きがあります。それに関してどの省庁がどのように動いているか、そうした情報を民間に持ち込むことで先取りができ、準備も滞りなく進めることができます。私としては、すでにある世界で戦って切磋琢磨していくのもひとつの方法だけれど、新しい分野に入っていくことで面白い展開が生まれるかなと思っています。

玉谷その辺は、大いに期待していますよ。

浅野民間はどんなに大きくても、絶対的なものは何も持っていないんですよね。今現在お金があるといったことは相対的なことに過ぎないですね。いつどうなるかは、大企業であってもまったくわからないわけです。では絶対的な資産は誰が握っているのかというと、それは官なんです。官とのビジネスは、これから大きなチャンスになることは間違いありません。官が今後どのように動いていくかを、一早くキャッチして動いていくことで、価値あるコンサルティングを進めていきたいと思っています。玉谷師匠とニコイチで、そんな風にやっていけたらうれしいです。まずはインバウンドを通じて、付加価値の高いビジネスモデルを作っていきたいですね。

玉谷浅野さんのお得意な業界は、他に何がありますか?

浅野ドラッグ業界です。ドラッグ業界もこれからは2、 3のグループ(ホールディングス)に淘汰されてくると思いますが、その辺をうまく渡ってビジネスにつなげていければと思います。私は業界の表の部分も裏の部分も知っているので、どろどろの土の中でこそ、きれいな花が咲くというような感覚を持ち合わせています(笑)。れんこんが、どろどろの池の中で綺麗な蓮の花を咲かせているようなイメージです。

玉谷なかなかこういう人、いてないと思いますわ(笑)

浅野いえいえ、とんでもない。なかなかいないのは師匠の方ですよ。そういえば全然関係ない話ですが、師匠にこの間、嫁さんとの関係を改善したいとご相談したことがありますよね。私は家に全然帰らずに仕事ばかりしていた時期があったので、知らない間に嫁さんとの会話が無くなってしまっていたものですから。そしたら師匠が、「ご飯を食べた時に、おいしいなと言えばいいんだよ」と教えてくださいましたよね。あれ、早速実行してみましたよ。嫁さんが作った夕食を二人で食べている時に、「これ、おいしいね」って言ってみたんです。そうしたら、最初はびっくりしてましたけど、あれからすごく嫁さんとのコミュニケーションが取れるようになったんですよ。さすが師匠だと思いましたね。

玉谷そうですか? それはよかった。やっぱり家庭がうまくいっていてこそ、仕事も思いっきりできますからね。これからもお互いニコイチペアで、頑張ってやっていきましょう。

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<今回の会談相手>

有限会社  スパーク
マーケティング本部長
浅野泰伸さん

大手都市銀行時代、旅行会社に出向し、多数の大手企業の渡航手続やインバウンド・アウトバウンド事業を経験。30代後半で父親の会社を引き継ぎ、製缶業の他、利権企業数社を経営。その間に培った人脈は各省庁トップクラス。またライフワークとして環境問題にも精通し、京都議定書が締結された第3回気候変動枠組条約締結国会議( 地球温暖化防止京都会議、COP3 )では民間代表としてパネラーにも選ばれた。玉谷代表と共同歩調で、コンサルティング活動に邁進中。

有限会社スパーク